SUGOI-ne栽培のブログを精読している。
宇井清太の炭素循環栽培法を・・・あまり理解していないことに驚く。
ほとんど、これまでのラン知識の延長線上でSUGOI-neを使っている。
その一つに「窒素飢餓」がある。

SUGOI-neで春に植えると、温度がラン菌が増殖温度になっているから、
爆発的に菌糸を増殖させる。
これに必要な窒素をどこから吸収する??????
SUGOI-neから吸収する!
材木腐朽菌(ラン菌)の水分、養分吸収力は、植物の根の吸収力より強いから、
ランの根が吸収するより迅速にしかも強力に吸収する。
材木腐朽菌の菌糸というのは養分と水分と温度があれば・・・・どこまでもどこまでも伸長する!
これが植物の根と根本から異なるところである。
植物の根というのは・・・・どこまでもどこまでも伸長することなど出来ない。
材木腐朽菌の菌糸には多量の窒素が含まれている!
この菌糸の窒素は・・・SUGOI-neから吸収したものである!

これを防ぐには、SUGOI-neで植えてから約90日ほど、
多量の窒素・・・・尿素を施すとよい!

この理由は、自生地にふるスコール、雨には尿素が含んでいるからである。
この尿素を吸収して・・・自生地ではラン菌が繁殖するからである。
だから、自生地では多量の枯れ葉が地表に舞い落ちるが、
これをラン菌が分解するとき、丁度雨期で多量の尿素の含んだあめが降る。
ここまで書けば、なぜSUGOI-ne源液とSUGOI-ne肥料を、
宇井清太が開発し販売しているか理解よう。

つまり、SUGOI-ne栽培では、
  SUGOI-ne。   (枯れ落ち葉とラン菌を再現)
  SUGOI-ne源液。(尿素とラン菌含有) 1000倍に薄めると丁度自生地のスコールになる。
  SUGOI-ne肥料(生油粕にラン菌) 生油粕はラン菌が増殖するときのエサ(窒素)。

以上の三点セットで完全になる栽培法である。

ブログを見てみよう・・・・。
匿名でブログしているのでお名前はわからないが・・・・
そのブログから推察すると・・・・SUGOI-neのみ購入して手抜き栽培しているようである。
更に、潅水する水は「水道水」のようである。
どこにも「尿素」3000倍を与えたとか・・・・スコールを真似て窒素を補給したとかが無い!
これでは窒素飢餓が起きて・・・生育不良になるのが当たり前である!
それとも・・・故意にネガティブ キャンペーン????

この講座では「稲妻」について詳しく説明している。
勉強して欲しい!


この稲妻について、何年か前に・・・
東京で「蘭友会」の講座で説明したことがあった。
  山形地方では・・・土用の時期に走る「稲妻を・・・古老たちは、
  「稲に乳を飲ませきた」という・・・・ことをお話したが、
このようなことを誰一人知る人はいなかった。

つまり、稲妻というのは稲作文化の重要な言葉である。
化学肥料が無い頃、この稲妻がもたらす夕立の尿素が、
稲に実りをもたらすことを・・・・百姓は知っていたのである。


現在の都会でのラン愛好家はどうか。
稲を作ったことない。
それでも・・・ランをつくる。
当然稲妻・・・・の語源を知らない。
こういう人がSUGOI-neを使うと、スコールも東京に水道水も・・・同じ水を思ってしまう。
大きな知識不足である。
これまでのランの本に・・・・自生地の稲妻など書かれた本はない!
つまり自生地の植物生態系からランを説明した本はない。
菌根のことなど書かれた本はない。
だから、5年、10年ランを栽培した人ほどSUGOI-neで失敗する。
何冊かの・・・・本を読んでいるからである。
その本に書かれている範囲の知識で・・・ランが作れると思っているからである。
水ゴケ、バーク、軽石ならそれで良いかもしれない!
ラン菌が生きていない用土だからである。
肥料で作る水耕栽培みたいなものだからである。
だからSUGOI-ne栽培すると・・・・通水、通水、通水・・・である。
SUGOI-neは通水ではなく・・・毛細管現象なのであるが・・・。


18世紀まで、植物と窒素の関係は、根瘤菌のようなバクテリアが、
空中窒素を固定し、植物が吸収すると考えられいた。
稲妻が、オーロラが・・・静電気が空中でスパークすると、
空中窒素が尿素、窒素化合物に変化することがわかったのは19世紀である。
この解明によって、地球上の陸上に植物は、雨水に含まれる尿素などの窒素も、
吸収していることがわかったのである。
日本の百姓の方が・・・自然の法則を早くから知っていたのである。

こういうことをランつくりが知らない!
スコールに濡れながら・・・自生地にラン観察にゆくのであるが・・・。
そういうことで、ラン業者の中にも・・・・SUGOI-neは2年目になると作落ちするという人がいる。
だから、2年目に水ゴケに植え替えると良い!
こういう話になると・・・・宇井清太は言葉もない。

SUGOI-ne栽培で重要な点は、
 
 植え込みの方法
 膨張の仕方
 潅水
 窒素の与え方

以上であるが、全てこの講座で説明している。
勉強してください。


ブログを見てみると・・・全然ラン菌による「糖」のことを理解していない。
どんな植物の本を見ても材木腐朽菌と糖の関係など書いていない。
この講座の生態系の栽培法はない。
世界最先端の栽培法がSUGOI-neの開発で生まれたので、
相当勉強する必要がある。
勉強しなくとも、マニュアル通り・・・何も考えないで行えば・・・無造作に作れる!
だから初心者ほどSUGOI-ne栽培は成功する。
何か・・・我流の知識を入れると・・・SUGOI-neは非常に難しくなる!
自分の知識では・・・理解できない状態になる。
宇井清太と同じ能力を持てば・・・・簡単に最高の栽培になる!

SUGOI-neで失敗した人の栽培を見ると、
ほとんどデタラメ!

どこかが間違っているので、この講座を精読してください。
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SUGOI-ne源液を与えると
        窒素期飢餓が起きない
  

       
 自生地には稲妻が走る!
        空中窒素が・・・尿素に変わる!
        スコールに尿素が含まれる!
        この窒素が自生地の生態系を作る。
           SUGOI-ne栽培では・・・これを真似ると大成功

       
      SUGOI-ne栽培は、SUGOI-ne、SUGOI-ne源液、SUGOI-ne肥料。
      三点セットで完成する栽培法である。
      手抜きした栽培では窒素飢餓で失敗する。